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2010年6月7日月曜日

映画日記:What a Wonderful Fantasy! ALICE IN WANDERLAND

本日2本目の映画は、ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演のALICE IN WONDERLAND.

SATC2を観た後だったので、余計にそう思ったのかもしれないけど、同じおとぎ話でも、こっちはディテールへのこだわりがまったく違う。

小学生のころ、「不思議の国のアリス」が大好きで、ルイスキャロルの翻訳を貪るように読んでたけど、映画を観て、その頃のどきどきが蘇ってきました。19世紀(かな?)のイギリスの、ちょっとセピア色を帯びたような古めかしい建物、薔薇が咲き誇る英国庭園、コルセットつきのドレス、イギリス英語の発音・アクセント、不思議の国の植物、キノコ、ウサギ、カエル、チェシャ猫、双子のFAT BOYS、帽子屋、赤の女王のお城の豪華絢爛さ…。書きだすとキリがないけど、一つ一つが細部にわたって作りこまれてて、ティム・バートンの想像力の豊かさを感じずにはいられなかった。

それから、俳優陣の豪華なこと! ティム・バートンの映画の常連であるジョニー・デップは言うまでもなく、同じく常連のヘレナ・ボナム=カーターが、不細工な赤の女王を熱演!(この人は、こういう不気味な役がホントうまいなあ。美人なのになあ)アン・ハサウェイの白の女王はもうきれいでかわいくて神々しくて…。肝心のアリスも、ミア・ワシコウスカという女優さんだったんだけど、アリスのイメージにぴったりで、かわいくてちょっと生意気な女の子をホントにうまく演じてはりました。

SATC2は「新しいのに古くさい映画」だったけど、ALICE IN WONDERLANDは、「古めかしいけど新しい映画」って感じです。アリスが、自分の意志と考えを持った、ひとりの女性としてきちんと描かれていて、SATCのキャリーよりよっぽど感情移入できました。

あとは、セリフの音の楽しさ。「不思議の国のアリス」でも、言葉遊びが随所にちりばめてあったけど、この映画のセリフも、そこかしこに韻を踏んだセリフがちりばめてあって、「ああ、もう一度聴きたい!」って思う箇所が何か所もありました。

やっぱりfantasyはこうでないとね!

この映画はDVDかブルーレイを絶対買おう!

主題歌は、アヴリルが歌ってたけど、これもgood! サントラ買わないと!

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